約100年の歴史を持つマルカワ味噌さん(福井県越前市)を訪問。
河崎紘一郎専務に取材をさせていただきました。
一般的には、麹は麹屋さんから購入されるのですが、マルカワみそさんでは、麹を自家採種されています。
蔵に住んでいる麹菌で麹を作ることができるのだそうです。
麹をつくるチャンスは、年に一度。
現在の味噌屋さんは、約1000社ほど。
味噌の製造方法には2種類あり、天然醸造で作られているのは、全体の4~5%くらいとのこと。
◆天然醸造
仕込んでから人為的な加熱をしないで、約一年間ほど寝かしたお味噌のこと。
味噌の歴史は1300年以上有りますが、天然醸造は1300年前からある昔ながらのつくり方。
◆速醸法(温醸、即醸ともいわれています)
仕込んだ味噌を加温し、強制的に発酵させる方法です。
戦後の食糧不足、食糧増産体制の時に、この加温する方法は活躍しました。
大量生産できるメリットはありますが、味、風味などは乏しいというデメリットがあります。
味噌の作り方は
(1)大豆を煮て潰す
(2)米(麦)をコウジカビを繁殖させ麹にする
(3)加熱した大豆と麹、そして塩を混合して保管
これが基本なのですが、現在流通する一般的な味噌には、
調味料(アミノ酸等)、ビタミンB2、酒精やアルコール、保存料(ソルビン酸)などの添加物が含まれています。
もちろんマルカワみそさんのお味噌は無添加、しかも無肥料・無農薬の原料を使われている味噌です。
◆マルカワみそ
〒915-0006 福井県越前市杉崎町12-62
TEL:0778-27-2111